アニメ『俺だけレベルアップな件』第24話は、シリーズの中でも特に重厚で衝撃的な回となりました。
水篠旬が“影の君主”としての力を完全に覚醒させ、圧倒的なスケールで描かれる黒い蟻(アリの君主)との決着シーンは、視聴者の間でも大きな話題を呼んでいます。
この記事では、24話のストーリーをネタバレを含めて詳しく振り返りながら、覚醒の意味や黒い蟻との戦いの行方について感想とともに解説していきます。
この記事を読むとわかること
- 水篠旬の“影の君主”としての覚醒シーンの詳細
- 黒い蟻(アリの君主)との戦闘と決着の演出
- 向坂ハンターの救出
水篠旬、影の君主として“完全覚醒”する
アニメ第24話では、ついに水篠旬が“影の君主”として完全に覚醒するという衝撃の展開が描かれました。
これは、シリーズを通して積み重ねられてきた進化の到達点であり、彼自身が“支配者”となる瞬間でもあります。
その覚醒は、視聴者にとってまさに「圧巻」の一言でした。
傷ついたS級ハンターは旬の出した回復薬で全快しますが向坂ハンターだけはオーラの量が少なく効果はありませんでした。
ダメ元で母親を救った「命の水」を飲ますも効果適用外で向坂ハンターは衰弱していきます。
そこに現れたのは蟻の王でした。
覚醒のきっかけと演出の迫力
きっかけは、アリの君主(蟻の王)との激戦による死線ギリギリの精神的爆発でした。
S級ハンター達が圧倒され、強者っぽい描写がされていたリューが呆気なくたいした描写もなく倒される程の力を持つ蟻の王との闘い。
23話で激闘が始まるかと思いきや数秒でリューは倒されていた事が発覚します。
場面は洞窟に移り、絶体絶命と思われた場面で突然現れた旬と黒い兵士により赤いザコ蟻が一掃されていきます。
そして向かい合う蟻の王と旬、魔法系と思われていた旬が蟻の王と正面から拳で殴り合う姿を見て動揺を隠せないS級ハンター達。
殴り合いでは決着が付かないと判断した蟻の王は「強力な毒」を使い旬を麻痺させ殴りかかりますが旬に毒は効かず、逆に旬が覚醒してしまいます。
向坂ハンターの命が短いと悟った中での限界を超える戦いの中で、“影の君主”としての本質に目覚めた水篠旬。
アニメでは、青紫に染まる影のエフェクト、無音からの鼓動、そして地響きのような覚醒音が重なり、鳥肌ものの演出となっていました。
影の軍勢の真の力が解き放たれる瞬間
覚醒により、影の軍勢もまた進化を遂げ、死者を“従者”として蘇らせる君主の力が完全に発動します。
死んだ蟻の兵士たちすら次々と旬の影として復活し、まさに“一人で軍を成す”光景が描かれました。
この瞬間、水篠旬はただのハンターではなく、「影の王」そのものとして君臨することになります。
次は、この覚醒がもたらした決着――“黒い蟻”との最終戦について振り返ります。
黒い蟻との戦いに終止符が打たれる
アニメ24話の核心ともいえるのが、“黒い蟻”――アリの君主との死闘の決着です。
それまでS級ハンターすら圧倒していたこの存在に対し、水篠旬がついに君主として真の力で立ち向かう展開は、まさにクライマックスにふさわしいスケール感でした。
アリの君主との死闘と勝利の鍵
この戦いでは、アリの君主の能力――自己再生・スピード・飛行能力などがフルに発揮され、一瞬の油断も許されない高速戦闘が繰り広げられました。
しかし、水篠旬の覚醒により、影の召喚・分身・指揮能力が圧倒的に向上し、戦況は一変。
中でも「イグリット」や「タンク」などの主要な影の兵たちが連携する姿は、まるで軍隊そのものでした。
最終的に旬が両手に持つナイフでアリの君主を仕留める瞬間は、斬撃の残像と静寂が交錯する、演出的にも美しい決着となっています。
“圧倒的”では終わらない心理戦の余韻
注目すべきは、ただ力でねじ伏せたのではなく、アリの君主との「意志の衝突」という構図が描かれていた点です。
蟻側にも“種族としての使命”や“王としての誇り”があり、それに対して旬は“人類を守る者”としての意志を貫きました。
絶対の王者として生まれたと自負する蟻の王は旬に圧倒され、焦り、動揺し最終的には旬の前から逃亡しようとします。
しかし覚醒した旬に両腕を切り刻まれ逃亡は失敗。最終的にはバラバラにされてしました。
この戦いの中で、「何のために戦うのか」というテーマが深く掘り下げられていたのも印象的です。
そしてこの決着のあと、次なる鍵を握る人物――水篠の“父”がついに登場します。
物語は新たなステージへ。
向坂ハンターは助かるのか?
アニメ24話のラストでは、向坂ハンターを救助出来るかどうかの瀬戸際で物語が終わります。
回復薬も無意味、救助を待っているヘリに向かわす時間もない。
悩む旬が何かを思いつく場面で24話は終わります。
水篠一清が背負っていた使命とは?今後の展開は?
蟻の王との決着の後は、原作小説や漫画の展開から推察すると旬の父親との再会が描かれると予想されます。
かつて日本を離れ、帰らぬ人となっていたはずの水篠一清。
しかし彼は、世界の“統治者”たちの一人として異世界で生きていたのです。
彼が語った内容から、“ゲート”とは単なる災厄ではなく、宇宙規模の勢力争いに関わる装置であることが明らかになります。
水篠一清は、統治者側に立ち、地球と旬を守るために動いていたということも示唆され、息子との複雑な再会が深い余韻を残します。
君主と統治者、真の戦いの序章へ
“影の君主”となった旬が、これから向き合うのは単なる魔獣やダンジョンではありません。
彼が属する「君主勢力」と、父・一清が関わる「統治者勢力」との間で、宇宙規模の戦いが本格化していくのです。
その中で、旬自身が「どの側に立ち、何を守るのか」を問われていくことになります。
この父との邂逅は、家族の絆という私的なテーマと、世界の命運を賭けた壮大な戦争が交錯する象徴的な瞬間でした。
この話はアニメ第3期で描かれると予想しています。
2期は蟻の王との決着で終わりかな?という印象です。
次は、アニメ24話全体を通しての感想と、視聴者の反応を振り返りながらまとめに入ります。
俺だけレベルアップな件アニメ24話ネタバレ感想まとめ
アニメ『俺だけレベルアップな件』第24話は、シリーズ全体の中でも最も重要なターニングポイントといえる回でした。
水篠旬の“覚醒”、黒い蟻との“決着”、向坂ハンターの救助、旬の実力は生放送を通じて世界に知られるという展開でした。
覚醒・決着・邂逅――24話は最終章へのターニングポイント
この回を経て、主人公は“最強のソロハンター”から“世界の命運を背負う存在”へと進化しました。
全世界に放送されていた映像が一時途切れ、映像が復活した瞬間に旬の圧倒的な戦闘が映り実力がばれてしまったからです。
ただのレベルアップではなく、水篠旬という人間の「存在意義」が問われる展開が始まったのです。
アリの君主との戦いは派手なバトルだけでなく、覚悟・決意・対話といった心理描写でも高く評価されています。
原作勢も驚いたアニメ版演出の完成度とは
原作ファンからも、「あの蟻戦がここまで熱くなるとは!」「覚醒シーンの演出が神がかっていた」と絶賛の声が多数上がりました。
特に、影の軍勢の動き・音響効果・色彩の演出はアニメスタッフの本気が伝わるクオリティで、アニメ化の“正解”を示した回だといえるでしょう。
物語はいよいよ、“君主 vs 統治者”というスケールの違う戦いへと移っていきます。
第24話はその“序章の完結”であり、“真の戦い”の開幕です。
ここから、俺だけレベルアップな件は新たなフェーズへ。
次回以降の展開からも、ますます目が離せません!
この記事のまとめ
- 水篠旬が“影の君主”としてついに完全覚醒
- 黒い蟻との戦いが壮絶なスケールで描かれる
- 父・水篠一清が登場し物語は新章へ突入
- “君主”と“統治者”の宇宙規模の戦争が始動
- アニメ演出の完成度に原作ファンも絶賛
- 覚醒・決着・邂逅が重なる最重要回となった
コメント